ブログを書いているのに反応が薄いです。私のブログは、なぜ読まれないのでしょうか?
と疑問を持つことがあると思います。実は読者の価値観・ライフスタイルと一致していない可能性があります。
今回は、本当に伝わるブログの書き方についての解説をしていきます。
- アクセス解析を調べても、すぐに離脱されている
- 記事のゴールが書いていてわからなくなる
- 書いていても、記事の内容が伝わる気がしない
そんな方は、この記事の本当に伝わるブログの書き方がおすすめです。
また、読者が明確にならないときの書き方についても紹介しています。
文章が伝わらない理由は?
仕事から帰宅後、せっせとブログを書いているのに離脱率が高い、読まれていない……
このような悩みがある場合、ユーザーにとって他人事になっている可能性があります。
他人事では、人の心は動かない!
ユーザーが説得に応じない理由は、至ってシンプルです。人は、他人事には興味がありません。
どんなに再現性の高いノウハウだとしても、他人事であるうちは耳を貸すことはなく一方的な説得になり、不快になります。
その逆に、これは、自分のことだ!という当事者意識を持ってもらえると、自ら歩みよってくれるでしょう。
つまり、特定のあの人に向けてブログを書くことが最初の課題になるのです。
ベネフィットを提示しよう!
伝わるブログを書くには、伝えたい特定のあの人を思い浮かべて、ベネフィットを提示しましょう。
ベネフィットとは、「読むことで得られる未来」です。
- この記事は、私についての問題だ!という当事者意識を持たせる
- 読むことで得られる未来の姿を想像させる
この2つを意識することで、伝わるブログになるのです。
例えば、
- 30代男性でお腹周りの脂肪が気になる
- 体重が増えて服がカッコよく着れない
- 今年こそは理想の彼女を作りたい!
と思う方がいたとします。
そんなときに、
「たった1ヶ月で30代でも、10㎏減量に成功した方法があるのですが」
というキャッチコピーがあったら興味がわくと思います。
このように、悩める読者に対して「記事を読むことで得られる未来」を提案できることが大切なのです。
仮説で読者を設定しよう!
伝わるブログを書くには、前述したとおりで読者にとって、他人事ではないことを伝えることが必要です。
その際には、誰に伝えたいのかを明確にする必要があります。
しかし、「目の前に人がいないのにどうすれば?」という疑問が出てくると思います。
こんなときは、どんな人が読みそうか仮説を立ててみることがおすすめです。
それでは、具体的な方法を見ていきましょう。
デモグラフィック
デモグラフィックとは、人口統計データのことです。
難解なことに聞こえてきますが、小難しいマーケティングや、複雑な数値のデータを集めるというわけではないのでご安心ください。
ターゲットを視覚化できるように、顧客に関する以下の5項目を埋めていきましょう。
- 年齢
- 性別
- 所得
- 職業
- 家族構成
実際には、統計データがないことが多いので、複数の仮説を立てることが必要です。
3~5人ほど、架空の人物設定を考えてみましょう。
実際に練習として、身近な友人・知人のプロフィールを思い浮かべてみるのも良い方法のひとつです。
サイコグラフィック
サイコグラフィックとは、心理学変数のことです。
もっとわかりやすく説明すると、価値観やライフスタイル、性格や個人の好みを指しています。
そのため、サイコグラフィックを明確にすれば、「ブログ読者の実像」が鮮明にイメージできるようになるでしょう。
あとは、実像が座る席の隣に座り、あなたが解決策を文章で提案すれば良いのです。
それでは、最低限ライディング時に押さえておくべきポイントをお伝えします。
価値観
伝わるブログを書くには、人の価値観を分析することも大切です。
人の価値観には、下記の5つが存在します。
「仕事、お金、家族、人間関係、健康」
このように、どの人でも、5つの価値観に従って生きていることを念頭におきましょう。
例えば、仕事を優先している20代のサラリーマンの場合は、下記のとおりです。
「1仕事 2人間関係 3お金 4健康 5家族」
一方、専業主婦の場合では、下記のような順番になるでしょう。
「1家族 2健康 3人間関係 4お金 5仕事」
価値観が大切なのかについての、理由はこうです。
子育てを大切にしている専業主婦に、副業のノウハウを知って、年収をアップしましょう!と伝えても、意味がありません。
それよりも、ストレスを軽減できる子育ての方法や、家事や育児の時間を短縮する方法などでしたら、興味を持ってもらえます。
このように、読者の価値観と提供したいものの擦り合わせが、うまくできていない場合は「この情報は、私にとって必要なものではない」という結果に終わるのです。
ライフスタイル
価値観が見えてきたら、今度はライフスタイルの詳細を想像しましょう。
「価値観とは、どう違うの?」という疑問が浮かぶと思いますが、ライフスタイルを分析することで、より読者像がハッキリとイメージできるのです。
例としては、「地方に移住して、低い生活水準で暮らしたい」という場合だと、競争社会で出世してお金持ちになることよりも、平穏な日々を求めていることがわかります。
そんな読者に変化の激しい格差社会で、どんどん地位とお金を持てる人になろう!と伝えても、反応に困るでしょう。
それよりも、プログラミングを勉強すれば、地方でも自由に稼げますよ!と伝えるほうが興味を持たれやすくなります。
都心から離れて自然豊かな場所で、のんびりした生活ができることをイメージしてもらえれば良いのです。
サイコグラフィックは、3つのリサーチ法で
ここまでは、サイコグラフィックの概要をお伝えしてきました。
次は、以下の3つのリサーチ方法について詳細を解説していきます。
- 友人・知人
- 雑誌・書籍
- ソーシャルメディア
友人・知人
自分の知り合いのなかに、想定読者に近い人物がいるなら、直接聞いてみることも効果的なリサーチ法です。
人間関係を構築することが得意な人は、何人かに聞いてみましょう。
雑誌・書籍
友人・知人に候補がない場合は、雑誌・書籍を読むこともおすすめです。
女性向けのファッション雑誌でも、「20代 大学生」「30代 キャリアウーマン」などターゲット層が設定されています。
書籍も同じように、「この人に読んでほしい!」という想定読者が設定されています。
そのため、雑誌・書籍などを書店で買って、どんな人に伝えたいのか想像して読んでみましょう。
ソーシャルメディア
最後に、上記2つの方法でも見つからない場合は、インターネットで調べてみましょう。
Yahoo知恵袋、Facebook、Twitterなどで、生活、悩み、趣味嗜好などが見えてきます。
ブログを書くときには、最高のリサーチツールなので活用してください。
ベネフィットを見つける2つのステップ
「ブログを書いて誰に伝えたいのか?」を明確にしたら、あなたが読者に与えられるベネフィット(読むことで得られる未来)を探していきましょう。
思いつくベネフィットを書き出す
まずは、思いつく限りのベネフィットを書き出しましょう。
例えば、ブログを書いて不労所得を得るなら……
- 給料のために残業をせずに、退勤できる
- 上司、同僚などの人間関係が最悪なら、辞表を躊躇なく出せる
- まだ1歳のカワイイ子どもと過ごす時間が増える
- 好きな趣味を楽しみながら、収入が得られる
- 時間ができて、恋人との関係が良くなる
- 田舎で会社のストレスなしで、悠々自適な生活ができる
とりあえず、紙に思いつく限り30個ほど、書き出していきましょう。
その結果、この書き出したものが読むことで得られる未来だと言うことに気が付きます。
ベスト5に絞る
次は、ターゲットに響きそうなベネフィットのベスト5を選びます。
そのなかから、最終的に一番良いと思うベネフィットまで絞るようにしましょう。
これで、おおまかなターゲット選定とゴール設定は完了。
材料になるリサーチした読者像や、ベネフィット(読むことで得られる未来)をゴールにして記事を書いていきましょう。
そうすれば、今までよりも読者目線のブログができ上がりますよ。
5年前の自分に語り掛けるスタイル
最後に、今までの作業がどうしても辛いと感じる方向けに、おすすめしたいブログの書き方をお伝えします。
それは、5年前(※10年前でも良い)の自分に語り掛けるスタイルで書くやり方です。
例えば、貯蓄や資産作りに成功して1,000万円の資産構築ができたとします。
5年前の自分を思い出して、貯蓄0円、家賃、借金、転職などで悩んでいるとしたら過去の自分にどんなアドバイスができるのか考えてみましょう。
そうすると、「副業を始める、格安SIMに変える、食費の節約、債務整理」など、アドバイスできることがみえてきます。
その結果、あなたの経験を素材にしてブログを執筆できるのです。
過去の自分へのアドバイスが有効である理由は、前述した価値観にそった悩みを誰もが同じように持っているからです。
つまり、あなたが過去に乗り越えた経験は、同じ境遇にいる誰かの助けになる可能性を秘めているため、文章にする価値があるでしょう。
まとめ
今回は、本当に伝わるブログの書き方についてご紹介しました。
本当に伝わるブログの書き方についての要点を以下にまとめます。
- 読者にとって、他人事に聞こえていると興味がない
- 誰に語りかけたいか?何がベネフィットかを分析する必要がある
- 「特定のあの人」のイメージがないため、伝わらない文章になる
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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