最近のSEOで被リンク獲得は必須の課題となりますが、被リンク獲得は難しく苦労することが多いですよね。
どうすれば、効果的に被リンクを増やせるのでしょうか?
- SEOにおける被リンクの有用性
- 被リンクとSEOの歴史
- 現代における自演の被リンクの有用性
- 良い被リンク・悪い被リンク
- 自演リンク以外に被リンクを得る方法
この記事では、5つのポイントについて解説します。
SEOにおける被リンクの有用性
結論を述べますと、SEOにおける被リンクは現在でも有用性が有ります。ただ、自演での被リンク獲得は、おすすめできません。
理由は、検索エンジンであるGoogleからペナルティを受けるリスクが高いからです。自演での被リンク獲得は、ハイリスクと言えますね。
自演での被リンクにも種類がありますので、 やりすぎには注意して上手に扱っていきましょう。
では、SEOに重要だといわれる被リンク、その歴史を紐解いていきます。
SEOにおける「被リンク」の歴史
かつては、被リンク獲得のためにお金を払っても、それを回収できるだけの効果を得ることが出来ました。
リンクを売る業者がいて、買うサイト運営者も多く存在していたのです。
それだけ、被リンクが与えるSEOへの影響が大きかったと言えます。
簡単にですが、SEOにおける被リンクの歴史についてお伝えします。
【黎明期】相互リンク
被リンクの歴史をひも解くと、最初は相互リンクに行き着きます。
個人ブログだとリンク集を作って、紹介文をつけて被リンクを送る形
また、学術的なページになると、参考文献としてのURLを添えるなどあります。
当時は、こういった有益な人が紹介してるサイトは重宝されました。
自演リンクの誕生
素直にありがたい存在だったリンク集ですが、それがSEOに有利ということが分かってくると状況は一変します。
相互リンクは氾濫し、リンク集が10ページ以上になるサイトも存在する事態に・・・その頃には、仲のいいブロガーさんを紹介みたいなニュアンスはありません。
簡単な紹介文とリンクが張られた状態で、実に無機質にページが埋められた形になっていました。
相互リンクは面倒だということで、生まれたのが自演リンクとなります。
自分自身で大量のサイトを作成し、そこから被リンクを送る手法です。
当時は高いSEO効果があったので、「SEO?あぁ、被リンクのことでしょ。」と言われるほど自演リンクは有名でした。
Googleの規制と運営者のイタチごっこ
もうその頃には、以前の素直にありがたいリンク集の面影はなくなり、リンク集と言えば、無機質に並べられたリンクの集まりとなっていました。
そこで、Googleが規制をかけます。たとえば、同じページに200も300もリンクを張っても効き目がないようするという措置が取られました。
そうすると運営者サイドとしては、どうやら同じページに多くのリンクを張っても効かないぞと分析を始めます。
- 1ページにどのくらいのリンクなら効果を発揮するか?
- 同一サイトから1本だけ被リンクを送れば効果が最大化する?
など研究をして別のSEOの手法を編み出していく形になります。
それで効果が認められたSEO手法は、やがて大勢の人が使うようになる・・・そうなるとその部分にまたグーグルが規制をかける・・・
というイタチごっこになり現在まで、延々と続いている状態です。
中古ドメインという便利な存在
中古ドメインは、以前、運営されていたが所有者が手放したドメインです。
Googleとのイタチごっこで、いかに自然な被リンク構造を作るか?
と考えた場合、大人気のサイトで使われていた中古ドメインは、多くの被リンクを手に入れる手段となりました。
自演の被リンクが高度化
イタチごっこが続く中で、自演の被リンクはどんどんと高度化されていきました。
「サーバー」「サービス」「記事数」など、分散できるものは分散し、あたかもそれが「自然なリンク」のように見える形にします。
被リンク元の全サイトの更新が止まってるのは不自然・・・と言うことで、一部のサイトは、たまに更新をするという工夫までしました。
規制がどんどん厳しくなり、下火に…
自演の被リンクにおいては、googleの処置はサイト全体に重いペナルティを与えるという形になります。
ペナルティを受けるリスクを敬遠し、自演の被リンク獲得は徐々に下火になっていきました。
ただ、瞬間的に検索上位に上げてサクっと稼ぐような用途で現在も使われていますが、マイナーな手法と言えます。
現代のSEOにおける自演での被リンク有用性
2022年3月20日現在で自演被リンクをSEOで使う有用性についてお伝えします。
極めてリスクの高い手法
SEO上の有用性はあるのですが、Googleは公に自演リンクを禁止しています。
これが見つかった場合のペナルティはかなり重いものになります。
そのため、有用性とリスクが割に合わないため、自演による被リンクはおすすめできません。
ユーザー体験や満足度を計測
Googleは、被リンクよりユーザーの体験や満足度に基づいた評価をしています。
具体的には、あるページから紹介されて飛んできたページで、どのような体験をして、満足度はどのくらいか?その体験と満足度をGoogleは重視しているのです。
ユーザーの体験が良い体験で満足度も大きいと評価された時に被リンクの恩恵を受ける流れとなります。
このような評価基準となると、自演リンクや中古ドメインの活用は難しくなります。
自演による被リンクや中古ドメインの効果は薄れています。
良い被リンク・悪い被リンクの違いとは?
自演の被リンクは推奨しませんが、いまだにSEOとしての被リンクの有用性があるのも確かです。
どのような被リンクが有用性が高いのか、また有用性の低い被リンクはどのようなものか、簡単にみていきます。
良い被リンク
まずは良い被リンクからです。
ページランクが高い
ページランクは今では死語になっていますが、昔Googleが決めていた個々のページのランクになります。
重要度の高いページからもらった被リンクは良い被リンクと言えます。
ページの関連性が高い
被リンク元と被リンク先の関連性が高い方が良いとされています。
美容ページなら、同じ美容ページから送られた被リンクの方が良いと言えます。
言及がある
何も紹介されずにいきなりリンクを張られているより、リンクの周りに関連する内容が盛り込まれていた方が良いリンクとされています。
少ない本数で張られている
先の方でも話したように、同じページから100本のリンクよりも、1つのページに1本のリンク。この方が良い被リンクとなります。
実際にアクセスが発生する
そのリンクを実際に辿って、あなたのサイトに訪れる人が多いのが好ましいです。
重要ですので、抑えておきましょう。
悪い被リンク
そして、次に悪い被リンクとなりますが、これは基本的に良い被リンクの逆ですね。
ページランクが低い
重要度の低いページからのリンクは、やっぱり弱いです。
ページの関連性が薄い
被リンク元と被リンク先のジャンルが異なっているのは、あまり良くありません。
唐突に張られている
何の紹介もなくいきなり張られているようなリンクも、価値は下がります。
1ページに大量に張られている
大量にリンクが張られたページからの被リンクはよくないです。
スパム判定を受け、被リンク先のページの価値も下がることもありますので注意しましょう。
被リンク経由のアクセスがない
そのリンクからアクセスがまったくない被リンクは良くありません。
被リンク獲得方法は「自演」以外でもある
昔なら、とくにアフィリエイトブログなどは極端に被リンクがもらいにくかったのですが、状況は変わり、現在は比較的もらいやすくなったと感じています。
そこで、自演以外で被リンクを獲得する方法について述べていきます。
圧倒的に質の高い記事を書く
これは、古くから通用した手法ですが、他の記事に比べて圧倒的に質の高い記事を書くということです。
読んだ方が圧倒的にすばらしいと感じたら、その記事のことを誰かに紹介せずにはいられなくなくなるからです。
今は質の高い記事が多いのでなかなか難しいかもしれませんが、基本的にこの手法は廃れることがありません。
SNSを運営(記事を紹介)
次にもっとも取り組みやすく、効果が高いのは、SNSを運営することです。
新しく書いた記事へのリンクをSNS内で紹介することができます。
TwitterやFacebook自体からの被リンクはカウントされませんが、他のサービスを通じて間接的に波及するなど、続けていれば何かしらの自然な被リンクが見込めるでしょう。
また、いろいろな発言をすると、あなたに興味を持った人がプロフィールをチェックし、そこからサイトを訪れてくれることも期待できます。
しっかりとプロフィールを作り込むことで効果は大きくなるでしょう。
関連性の高いサイトにお願いしてみる
こちらは、往年の相互リンクに近い感じなのですが、関連性の高いサイトにリンクをお願いしてみるのも有用です。
できれば、1記事を割いていただいて、その記事でこちらのサイトを紹介して頂くようにしてもらうのがベストです。
もちろん、自身のサイトでも同じように紹介するのが良いでしょう。
いろいろなサービスに登録する
SNSなどプロフィールを公開するようなサービスの場合、そこにサイトURLを掲載すると、それが被リンクとして反映される場合があります。
いろいろなサービスに登録して、被リンクを獲得するというのも1つの手です。
アクセスランキングなどが有ります。有名なサービスとして、
などがあります。登録してみるのも良さそうですね。
「アクセスを呼べる」かどうかに注目
被リンクを獲得する以上に大切なのは、質の高いアクセスを呼ぶことです。
SNS、その他のサービス、相互の紹介など、手段は問いませんが、それらを通じて実際にあなたのサイトを訪れた人が
- ためになった
- 楽しかった
- また来たい
と思ってもらえるような体験をしてもらえる仕組みにすることが大事です。
まとめ
では、今回は、SEOと被リンクについて、自演も含めていろいろと話してきました。
- SEOにおける被リンクの有用性はある
- 自演による被リンク獲得はリスクが高すぎるので非推奨
- 被リンクの歴史はGoogleとのイタチごっこの歴史
- アクセスが実際に来て、ユーザーに良い体験をしてもらうのが、良い被リンク
- SNSや相互の紹介など、自演以外にも被リンクをもらえる方法はある
この記事が、少しでも参考になれば幸いに思います。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます。
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