- SEOで上位表示させたいけど、なかなかうまくいきません!
- ユーザーに読んでもらえる記事の書き方が知りたいです!
このように思っているブロガーの方はとても多いです。
最近のSEOは、アルゴリズムの複雑化が増しています。
しかしながら、記事を書く基本的なことは「ユーザーのためになる」ことを書くことです。
そこで、長年にわたり記事を掲載し続けてる筆者が、未経験の人にも分かるように「Webライティングに必要なもの」を10個にまとめてみました。
要素① 検索で上位表示される
「検索で上位表示される」のは、Webライティングで重要!です。
検索で上位に入り、アクセスを得ることで、訪問者を増やしたいという思い多くの方が抱いています。
そのため、記事を投稿するときに「検索上位」は大事な要素となります。
SEOについて
検索エンジンで上位を目指すために最適化することをSEOと呼びます。
そして現在、検索エンジンでもっともシェアを占めているのは、Googleになります。
「Yahoo! もあるのでは?」と思う方がいるかもしれませんが、
Yahoo! 検索のアルゴリズムはGoogleのものが使われているので、Google 一強と言えます。
Google アルゴリズムの多様化
Googleは検索の上位を決定するために200以上の判断基準を使用していると言われています。
はじめて記事を書く時に、Google の200以上の要素を意識しながら記事を書くのは難しいと思います。
アルゴリズムの多様化で、以前よりは上位表示が難しくなっているのが現状です。
ユーザーの役に立つ記事を書く
Google が公言してるのは「ユーザーの役に立つ記事を書いて下さい」ということです。
すべての指標はそこに集約してると思って大丈夫です。
たとえば、
- 読み込みが早く、サクサク見れるページ
- 読み込みが遅く、見るまでに3分くらい待たされるページ
があったとします。
ユーザーが喜ぶのはもちろん①の「サクサク見れるページ」ですね。
そのため、「ページの読み込みは早い方がいい」というアルゴリズムになります。
検索の答えは、検索結果に出ている
「ユーザーのためになる」については、次の要素のところで説明しますので、
ここでは もう1点の大事なポイントについて話しておきます。
それは、「検索の答えは、検索結果に出ている」ということです。
つまり、検索の正解を知りたかったら、実際に検索してみて結果を見れば分かります。
たとえば、「Webライティング 書き方」と検索してみたとします。
上位10位までの記事に「検索上位(SEO対策)」の要素が盛り込まれていたら、その要素を含めずに上位表示することは難しいです。
このように「答えが見えてる」透明性の高さが検索の面白い点になります。
どうすれば上位表示できるのか?
ただ、上位記事の要素を真似るだけでは、検索上位に上がりにくいのが最近のSEOの特徴です。
- 検索上位から要素を抽出する
- オリジナルな要素を見出す
- 必要な要素も含めたオリジナルな提案をする
というアプローチが必要になってきています。
Webライティングを上達させたい場合、時代に合ったSEOの勉強を続けていくことが必要になります。
要素② ユーザーのためになる
そして、次の要素は「ユーザーのためになる」ということです。
先ほども説明しましたが「検索上位になるためにも必要」になるので、重要度の高い要素になります。
ユーザーへのアプローチ
アプローチは、さまざま考えられるのですが、ユーザーの視点で
- 知らないことを教えてくれる
- 面倒だと思うことを代わりにしてくれる
- 問題解決のサポートをしてくれる
- 気づいていない問題を知らせてくれる
- 楽しませてくれる
などがあります。
「面倒と思うことを代わりにしてくれる」というのが、理解しにくいかもしれません。
これは、たとえば「家庭用脱毛器を買いたい…でも どれを買ったらいいか分からない」という疑問を持ってる人に、
- 家庭用脱毛器の種類をピックアップ
- それぞれに どんな特徴があるかを比較
を分かりやすくまとめてくれた記事があれば助かりますよね。
どういうことかというと、本来は
- どんな脱毛器があって
- それぞれにどんな特徴があるのか?
- 価格は?
- アフターサービスは?
- 評判はどうか?
などを自分で調べなくてはいけないのですよね。
これらの調べることを記事が代わりにしてくれる、という形です。
こういった記事は その作業や工程が大変であればあるほど重宝されると思います。
【ペルソナの設計】そもそもユーザーは「誰」か?
先ほどから「ユーザー」という言葉を使っていましたが、
「ユーザー(読者)は誰か」ということについても、しっかりと細かく設定した方が良いとされています。
これは「ペルソナを決める」とも呼ばれます。
ペルソナを決めるには、
- 28歳男性、独身
- 恋愛経験アリ
- ITエンジニア
- 会社勤務
- 個人ブログの経験はない
- twitterのアカウントはアリ
- 都内に独り暮らし
- 趣味は家庭菜園
という形まで細かく突き詰めます。
そして、そのペルソナ「1人」をイメージして その人に語りかけるように書くというやり方が有効です。
ターゲットを絞ることで理解されやすく、たとえ「ペルソナ以外の人」であっても伝わりやすいという利点があります。
ペルソナの設定に関しては、次の記事を参考にしましょう。
≫伝わるブログの書き方とは?鮮明にイメージできる一人の読者に語り掛けること
要素③ 魅力的なタイトルにする
魅力的なタイトルを設定し「クリックされない」壁を乗り越えることも重要な要素です。
まず、狙ったキーワードで検索上位に上がったら、検索結果にあなたの記事タイトルが表示されます。
このタイトルが魅力的でないと「クリックされない ⇒ あなたの文章は読まれない」ということになります。
記事タイトルは記事への入り口
記事タイトルは、記事への「入り口」の部分なので、かなり重要です。
あなたがどんなにユーザーのためになる素晴らしい記事を書いていたとしても、
タイトルが魅力的でなかったら、結局その記事は「読まれない」ということになるからです。
タイトルと記事内容を合わせる
注意したいのは、「タイトルを魅力的にしすぎて、記事を読んだ時に不満に思う」形になってしまうこと。
タイトルと記事内容がマッチしていて、その上で魅力的なタイトルにしましょう。
具体的なタイトルについては、「検索結果には答えが出ている」という法則にしたがって参考にするようにしましょう。
魅力的なタイトルに仕上げるためには、キャッチコピーが大事です。以下の記事が参考になりますよ。
要素④ リード文・見出し・ファーストビュー
この章では、リード文・ファーストビューを整えて「読まれない」壁を乗り越えることを考えていきます。
つまり「タイトルはクリックしてもらえた」⇒「その次のステップ」になります。
クリックしてもらえた!次のステップ
タイトルをクリックしたら、もうその次は「読むしかない」と思うのですが、意外に「読まれない」という選択肢も含まれます。
諸説ありますが、一般的に言われてるのはページが開かれて「数秒」の間。
この間に読むか読まないかの判断がされるようです。
そのため、その間に配置されている全ての要素が重要になってきます。
- リード文
- 見出し
- ファーストビューのデザイン
この辺りがメインです。
ここが「思ってたものと違う」となると、簡単に離脱されてしまいます。
リード文、見出し、デザインは重要ですので力を入れて考える必要があります。
リード文の書き方、については以下の記事が参考になりますよ。
また、ブログ部では、WordPressテーマ SWELL を使っています。
簡単におしゃれなデザインのブログができるのでおすすめです。
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要素⑤ 信頼貯金を貯める
この章では、【信頼貯金を貯める】ことで「信じられない」壁を乗り越える方法を解説します。
「ひとまず読むという選択肢を選んでから」の話しになります。
ユーザーとの信頼構築
この時点では あなたは「あまり信用されていない」状態です。
イメージとしては、「信頼貯金」のようなものを想像してみましょう。
この信頼残高は、ユーザーの視点で
- ためになる・おもしろいと思ったら増えていく
- 不信感を持ったら減っていく
- つまらないと思ったら減っていく
という形で「残高が0」になったら、その記事から離脱してしまう形を想定します。
読まれ続けるには、ユーザーがにとって有益な情報を書きながら、
不信感やつまらなさなどの減点を抑えるようにすることが望まれます。
残高が減る項目としては、
- 言ってる意味が分からない
- 話しが論理的に進んでないと感じる
- 話しが飛躍しすぎている
- 知ってる話しばかりで学ぶところがない
- 話し自体に面白みがない
- 誤字・脱字が多すぎる
があります。
おおむね、この逆をすれば、ユーザーの信頼貯金は貯まっていく形になるので、心がけましょう。
文章作成アドバイスツール「文賢」を活用して文章を整えるのも有効です。ぜひ活用しましょう。
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要素⑥ ユーザーにアクションを起こしてもらう
また、Webサイトは、「何かしらの目的」を持ったサイトが多いです。
たとえば、「Webライティングの教材の販売している」などですね。
ただ「ユーザーの役に立つ」という目的の他に
「Webライティングの教材を買ってもらってユーザーの役に立つ」
というアクションを起こしてもらうことも必要になってきます。
Webライティングにはサイトの目的に合わせてユーザーにアクションを起こしてもらうように働きかけるという要素も必要です。
要素⑦ 読みやすい文章にする
先の「信頼貯金」のところで、「言ってる意味が分からない」のは残高を減らす要素であるとしました。
逆に「読みやすい文章」というのは、とてもプラスに働く要素なので抑えておきましょう。
- 難しい言葉が使われていない
- 1文が短い
- 例えが適切
- ひらがな・漢字のバランスがよい
- ほどよい改行
- 箇条書きなどをテンポよくはさむ
- 画像を適切に配置する
などに気を配られていると、とても読みやすい文章になります。
同じ内容なら、「できるだけ短くまとめられてる」方が読む時間も短縮できるので読みやすいと言えますね。
さらに言うと、言葉では表現しにくいけど、画像なら一瞬で理解できるというものなら、
画像を用意するのも読みやすさを向上させる工夫となります。
ひらがな・漢字のバランスや画像については、以下の記事が参考になりますよ。
≫漢字・ひらがな・カタカナの最適なバランス|黄金比を知ろう!
≫ShutterStockの高品質な画像を使うメリット8選!
要素⑧ トンマナを合わせる
「トンマナ」は、依頼されて記事を書く形のWebライティングについて必要になってくる要素です。
トンマナとは、「トーン(調子)」と「マナー(方法)」のこと。
「サイト全体として、口調や文章のルールなどを合わせる」のを「トンマナを合わせる」と言います。
サイトに統一感を持たせるのが目的で、重視する運営者とそうでない運営者とがいます。
記事ごとに「この記事を書いた人」が明記されているサイトがあります。
このように複数のライターで記事が書かれてることが前提となってるサイトは、そこまでトンマナを厳格に統一しない場合もあります。
要素⑨ トータルにバランスよく
今まで、Webライティングに必要なものを8つの要素に分けて説明してきましたが、
難しいところとしては、「これらをトータルにバランスよく達成していく」という点です。
たとえば、他の要素は素晴らしい仕上がりになっているのに、肝心のタイトルがお粗末だった…
これだと、そのタイトルはクリックされず、結果的にそのWebライティングは失敗という評価になってしまいます。
そのため、そのバランスには注意が必要です。
あと、気をつけたいのが「SEO対策は、Webライティング以外の要素の比重も大きい」ということになります。
たとえば、「そのサイト全体がどのくらいの評価を得ているか(ドメインパワー)」などがあります。
これは、検索の上位表示に大きく関係する指標だと考えられています。
つまり、いくら記事の内容がよくても、そのドメインパワーだと狙った検索ワードでは上位には上がらない、
といったことも起こり得ますので注意が必要です。
要素⑩ 費やす時間も考える(後から編集ができるメリットもある)
いくら「ユーザーのためになる」といっても、たとえば1ヶ月、2ヶ月と長い期間をかけてある記事を書こうと考えたら、それは十分な見返りが期待できるか?という費用対効果のバランスも考える必要があります。
とくに「企業の活動」や「Webライティングの仕事を固定報酬で受けている」場合は注意が必要です。
極端な話し、1記事あたり1000円で雇われた仕事を1週間みっちりと時間をかけて納品した場合、時給は大変なことになってしまいます。
ただ、「ユーザーのためになる」の項でも話したように、「面倒なことを代わりにする」のは、とても価値を生む場合があります。
たとえば、効果が徐々に表れてくる面倒な計測を1年間に渡って詳細なデータを取り続けた記事などは、大変な価値を生むことも考えられなくはないです。
そのため、あくまで費用対効果として考えることが大事だと思います。
あと、少し話しが変わりますが、Webライティングには「編集が容易にできる」というメリットもあります。
もし、内容を充実させるのに時間をかけるのであれば、いったんWeb上にアップロードしてから、徐々に内容を改善していく方向性も考えられます。
(2021年12月現在、グーグルは、更新の多いページやサイトを高く評価している傾向にあると筆者は考えています。そのため、アップロードしてからも改善を継続して加え続けることは最近のSEO的にみて、おすすめな手法です。)
ちなみにこれは、その記事を自分で保有している場合に有効な方法で、外注で仕事を受けてるWebライターなどにはできない要素になります。
【Webライティングに必要なもの】まとめ
では、今までのことをまとめておきます。
- 検索上位(SEO対策)は需要な要素
- 検索の正解は「検索結果に出ている」
- 基本は「ユーザーのためになる」記事を書くこと
- ペルソナの設定も有用
- 魅力的なタイトルにしないと、読まれない
- リード文、ファーストビューなどの「最初の数秒」は重要
- 文章を通じてユーザーの信頼貯金を溜めていく
- サイトが持っている目的の理解も必要
- 読みやすい文章を心がける
- トンマナを合わせる
- 全ての要素にバランスよく取り組む
- ライティングにかけた時間とリターンのバランスも考える
- いつでも編集できるというのもWebライティングのメリット
このような形になります。
少しずつでも取り入れて、より良いWebライティングの参考にして頂ければ幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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